赤ちゃんとのお出かけに欠かせないベビーカー。
サイベックスの「メリオ」と「リベル」は、どちらも人気の高いモデルですが、実際どちらが自分に合っているのか迷ってしまう方も多いかもしれません。
この記事をご覧の方は、以下の方が多いのではないかと思います。
- 1台目のベビーカーにメリオとリベルで迷っている
- 2台目のセカンドベビーカーにリベルを買うべきか迷っている
それぞれの方に向けてご紹介していきたいと思います。
結論として、1台だけ選ぶならメリオがおすすめです。
ただし、コンパクトベビーカーが必要な方にはリベルは非常におすすめです。
私は、生後すぐにメリオを購入し、1歳で2台目のリベルを購入しましたが、それぞれに後悔はまったくしていません。
メリオとリベルの違いを比較し、どちらがあなたの赤ちゃんとのお出かけにぴったりなのかを解説していきます。
サイベックスとは
サイベックスは、安全性、機能性、デザインにこだわってベビーカーなどを販売するドイツの会社です。
街中でベビーカーを意識するようになると、サイベックスのベビーカーの方にかなり頻繁に出会います。笑
わたしは購入するまでカラーもとても悩んだのですが、街中でサイベックスのベビーカーを押している方がとても多いので、お店に行かなくても色の確認ができるほどでした。
メリオとリベルの比較(2024年版)
サイベックスの中でも街中で頻繁に見かけるのが、メリオカーボン(以下、メリオ)とリベルです。
メリオは対面・前向きの切り替えができるAB型ベビーカーで、リベルは前向きのB型ベビーカーです。
特徴を比較していきます。
サイズ
- メリオ○
- 重さ:約5.9kg
- 展開時サイズ:幅49cm × 奥行91cm× 高さ107cm
- 折りたたみ時サイズ:幅49cm × 奥行54cm × 高さ69cm
- メリオは、サイベックスのラインナップの中でも軽量モデルでありながら、しっかりとしたフレームが特徴です。
- リベルほどではないですが、コンパクトに折りたためるため、家での保管や車への積み込みも問題なく、親戚の軽自動車のトランクにも載せることができました。
- リベル◎
- 重さ:約6.2kg
- 展開時サイズ:幅52cm × 奥行71cm × 高さ102cm
- 折りたたみ時サイズ:幅32cm × 奥行20cm × 高さ48cm
- リベルはメリオより少し重いですが、とにかくコンパクトで、折りたたんだ際の小ささが際立っています。
施設などで折りたたんだベビーカーが並んでいると、小さすぎてシルエットだけで自分のベビーカーが見つけられます。 - 飛行機の機内持ち込みもできるサイズなので、旅行や公共交通機関での移動に最適です。
- 折りたたんだ状態で持ち運ぶ場合は、カバンのように片手で持つこともできますし、自転車のかごにも入るので、出先でベビーカーが必要な時にも活躍します。
対象年齢・体重
- メリオ○
- 対象年齢:生後1ヶ月〜3歳頃(15kgまで)
- メリオは、リクライニング機能や、しっかりとしたサスペンションがついており、腰や首がすわる前の赤ちゃんも快適に使用できます。
- リベル◎
- 対象年齢:6ヶ月〜4歳頃(22kgまで)
- リベルはB型ベビーカーで腰がすわっていない新生児には使用できませんが、6ヶ月頃から使用でき、4歳頃まで長期間使える点がメリットです。
(トラベルシステムを購入すれば新生児から使用可能) - 最大22kgまで対応しているため、成長した子どもでも安心して使用できます。
折りたたみ方法
- メリオ○
- 片手で簡単に折りたためるため、赤ちゃんを抱っこしている時でもベビーカーを片づけることができます。
- ただし、展開時は横のレバーを引っ張ってハンドルを引っ張るので、開くときは片手では開けません。
- リベル△
- 折りたたむには左右のハンドルのボタンを押す必要があるので、片手では折りたためませんが、開くときはコツをつかめば片手でも開くことができます。
リクライニング
- メリオ◎
- メリオはフルリクライニング機能があり、赤ちゃんが新生児の頃から使用できます。
- 背もたれはほぼ直角(107°)からフラットな状態(166°)まで4段階で倒すことができるので、長時間のお出かけやお昼寝時にも快適です。
- 背もたれの後ろのフックをつまむことで、片手で簡単にリクライニングを調節できるため、状況に応じて素早く角度を変えられます。
また、足元の角度調節も可能で、赤ちゃんがリラックスできる姿勢をサポートします。
- リベル△
- リベルは無段階リクライニングで、背もたれの角度を自由に調整できます。
ただし、フルフラットにはならないため、生後6ヶ月以上の赤ちゃんが対象となります。 - リベルも片手で調節でき、寝かせたい時にすぐに対応可能ですが、調節部分が固いので慣れるまでは少し難しいです。
- リベルは無段階リクライニングで、背もたれの角度を自由に調整できます。
荷物入れ(収納スペース)
- メリオ◎
- メリオは大容量の荷物入れが特徴です。
- 最大5kg・38Lまで収納可能で、赤ちゃんとのお出かけに必要な荷物や買い物の荷物もたっぷり入ります。
- 収納スペースが広く取り出しやすい位置にあるため、日常の使い勝手も抜群です。
- 我が家は車を所有していないので電車移動が基本ですが、メリオなら帰省や旅行の荷物もたっぷり入れられるので、移動がとても楽です。
- リベル○
- リベルの荷物入れはメリオに比べると容量は小さめですが、重さはメリオと同じ5kgまで収納可能です。
荷物入れの真ん中にベビーカーの部品があるため、大きな荷物は入れにくい構造です。 - 旅行や外出先では最低限の荷物をコンパクトに持ち運ぶことを想定しているため、日常的に荷物をたくさん運ぶというよりは、必要最低限の荷物を手軽に収納できる仕様になっています。
- リベルの荷物入れはメリオに比べると容量は小さめですが、重さはメリオと同じ5kgまで収納可能です。
走行性
- メリオ◎
- メリオは、しっかりとしたフレームに加え、大きめのタイヤと全輪サスペンションが特徴で、舗装されていない道や凸凹のある道路でも、安定した走行が可能です。
- また、タイヤが太くてしっかりしているため、段差も比較的楽に乗り越えることができ、乗り心地がよく赤ちゃんも快適です。
- リベル△
- リベルは、メリオに比べてタイヤが小さく、メリオほどのサスペンションはないため、段差や砂利道などでは少し動きが不安定になることがあります。
- 自宅に入るときの3㎝程の段差が、メリオならスムーズにあがれますが、リベルは毎回引っかかってしまいます。ただ、リベルも信号などの段差は問題なく上がれるので、日常的には問題ありません。
価格
- メリオ△
- 税込 73,700円
- 少し高額ですが、ポイント還元が高いタイミングなら実質6万円程度でも購入できます。
- リベル◎
- 税込 28,600円
- リベルはメリオに比べると手が届きやすい価格です。さらに、こちらも楽天のお買い物マラソンの時期などで20%近くポイント還元されるタイミングがあるので、ぜひそこを狙ってみてください。
こんな人におすすめ
上記の特徴から、メリオとリベル両方を所有する私が、それぞれのベビーカーおすすめする方を整理してみました。
メリオをおすすめする方
- 車に乗らず、公共交通機関での移動が多い
- 荷物が多い
- スムーズに走行したい
- 腰すわり前から利用したい
- 赤ちゃんを対面で見守りたい
リベルをおすすめする方
- 公共交通機関はあまり利用せず、自転車や車に乗る
- 日ごろから荷物が少ない
- 玄関が狭い
- トラベルシステムを購入する予定
- 安く購入したい
やっぱり悩むという方はメリオ
どちらにも当てはまって決められないという方は、全体的に機能性の高いメリオの購入をお勧めします!
後述しますが、保育園に行くまで1年間何の問題も不満もなくメリオで生活してきました。
見た目はもちろん、段差に強く、大容量、リクライニングも自由にできて、機能性も抜群なので、友人にもお勧めしています。
リベルが諦めきれない方は
それでも、コンパクトさを重視してリベルメイン でいきたい!という方もおられると思うので、そんな方は次の方法をご検討ください。
- 方法①リベル+トラベルシステムをセットで購入
トラベルシステムは、ベビーカーや車に取り付けたり、お店に持ち込んだりできる赤ちゃんのゆりかごのようなものです。これがあれば腰がすわる前からリベルに寝かせてお出かけができます。外出時も眠らせたまま移動することができるので親の負担を減らすことができます。この方法とかなり悩んだのですが、我が家は車なしで荷物が多いので諦めました。
- 方法②腰がすわるまでA型ベビーカーをレンタル→腰すわり後にリベルを購入
レンタルならメリオを6か月で28,270円で借りることができます。腰がすわったら返却してリベルを使用すれば、無駄なく最低限の出費になります。
メリオをおすすめするのに、リベルを購入した理由
基本的には1台を選ぶならメリオをおすすめするのですが、我が家が追加でリベルを購入した理由をご説明します。
保育園に通いだして、自転車にベビーカーを乗せて持ち帰る必要がでてきたためです。
我が家は保育園へ送るのは夫、迎えに行くのは妻が担当しています。
夫は保育園に送り届けた後電車で会社へ、妻は在宅勤務が多いため自宅から自転車で迎えに行きます。
子どもが軽いうちは抱っこひもで送り届けていましたが、子供の成長や真夏の暑さで抱っこひもに限界が来てベビーカーで連れていくことになりました。
ただし、迎えは自転車で行きたいので、自転車でどうやってベビーカーを持ち帰るかという課題にぶつかりましたが、それをリベルで解決できたのです。
保育園に送るときはベビーカーで、迎えは自転車で、という夫婦の希望を叶えることができたのがリベルだったので、購入を決断できました。
実際に使用してみて、走行性やリクライニング性能などはAB型ベビーカーのメリオには劣りますが、B型ベビーカーとしては充分な性能ですし、そのコンパクトさはメリオとの機能差を補うほど圧倒的です。
そのため、コンパクトなベビーカーが必要な方には自信を持ってお勧めします。
まとめ
サイベックスの人気ベビーカー、メリオとリベルの特徴を比較し、それぞれをおすすめする方をまとめました。
- 機能比較
- サイズ、リクライニング、荷物入れの容量、走行性、価格などのポイントで比較しました。
- おすすめする方
- 悩んでしまう方には全体的に機能性の高いメリオがおすすめ
- コンパクトさが絶対の方にはリベルをおすすめ
ご自身のニーズに合ったベビーカーと出会えることを願っています!
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